「金融機関とのお付き合いの仕方~複数行取引ってなに??~」~Lesson.8~
おはようございます!
Colorz Journal事務局です。
毎日、蒸し暑いですね~。
この時期になると、よく目にするのが、「夏のボーナスで金利が高い定期預金をつくりましょう!」という中づり広告。
財務コンサルタント目線で見ると、”定期預金”をお勧めしないのはもとより、
金利が高いの”高い”の定義ってなんだろう?とよく思います。
それでは今回は、その金融機関との付き合い方を事例に、一緒に”財務戦略”を考えていきましょう!
■今日のテーマ『金融機関とのお付き合いの仕方~複数行取引ってなに??~』
★財務戦略を考えよう★
1、金利が高い・低いとは?
金利が高い・低いの定義はどこから来ているのでしょうか?
正直、良く分かりませんよね。なぜなら、基準が無いからです。
定期預金の金利が高いというのは、普通預金の金利に比べて、高いという事ですよね。
2、他行と比べてみよう!
やはり何事も、比較対象がないと分かりません。
弊社に相談に来られる経営者の方でも、
「うちはメインバンクさんがよくしてくれてるから、他行とは取引しないんです」とおっしゃる方がいます。
しかし、メインバンクさんがよくしてくれていると、何を基準に判断できるのでしょうか?
やはり同業他社の条件との比較しかありません。
メインバンク一行のみとの取引では、銀行の言いなりになってしまうことが多いのです。
中小企業が銀行ときちんと取引をしたいなら、複数の金融機関と取引をする「複数行取引」が基本です。
複数行で取引をすると、金融機関同士が金利を安くする”競争”をしてくれたりもします。
3、複数行取引をしよう!
金利競争をしてくれるのもうれしい事ですが、
今後の傾向として、少子高齢化や地域産業の低迷などから、地方銀行同士が経営統合や合併していく、
いわゆる地銀再編の流れは止められません。
1.会社の規模にもよりますが、少なくとも3~5行とはお付き合いすべきと、伝えています。
2.複数の金融機関とお付き合いをし、良い条件を引き出して、企業側が主導権を握れる状態にする事が理想です!
Colorz Journal,Have A Colorful Day♪