「決算月はいつにする?~現預金残高のお話~」~Lesson.2~
おはようございます!
Colorz Journal事務局です。
四月も終わりに近づいてきました。
四月は入学式・入社式と行事が盛りだくさんですよね。
そういえば、会社の年度の始まりは四月、と決まりがないのをご存知でしょうか?
それでは、今回はこの話題にしましょう!!
■今日テーマ『決算月はいつにする?~現預金残高のお話~』
★財務戦略を考えよう★
1、決算月は自社で決められる
当たり前ですが、自社の決算月は自社で決める事ができます。
時々、「会社設立の前月を決算月にしないといけないんでしょ!?」と
おっしゃる方がいらっしゃいますが、それは違います。
2、決算月をいつにするか?
ズバリ、キャッシュが多い月です!
一番売上が上がる月を決算月にすると、売掛金は多いけど、
キャッシュの少ない決算書になるかもしれませんよね。
また、仕入れが多い月を決算月にすると、在庫が多い決算書になるかもしれません。
一つ分かりやすい例をご紹介しましょう!
アパレルメーカーの場合、秋冬物を作っている時に決算を迎えると、
在庫が多くキャッシュが少ない決算書になりますよね。
では、売った後がいいのか?というとそうでもありません。
商社や小売店に卸して、まだキャッシュを回収していない状態だと、売掛金が多く
キャッシュが少ない決算書になります。
売掛金や在庫は粉飾に使われることも多いのですが、
キャッシュ残高は嘘をつけません。
また、金融機関はキャッシュを持っている会社を評価します。
であれば、キャッシュが多い月を決算月にすべきですよね!
3、決算月はいつでも変更可能
決算月は一度決めたら変えられないと思ってる方も多いですが、
株主総会の特別決議でいつでも変更することができます。
決算月を変えるだけで決算書がよくなるのであれば、是非検討してみましょう♪
変更する場合は、金融機関には事前に伝えておきましょう。
※決算月を変えて現預金残高を最大にする『財務戦略』を実践してみましょう※
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★財務コンサルタントお勧め本をご紹介します!★
ラグビー元日本代表ヘッドコーチを務めたエディージョーンズ氏の著作である、
『ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング』です!
財務コンサルタントなのに、
なぜこの本を!?と思った方、いらっしゃるかと思います。(笑)
本の内容を簡単に説明すると、
リーダー人材に必要不可欠な「人を動かす言葉や熱意の伝え方」を纏めた本となっています。
■会社でこんなことは起きていないでしょうか。
従業員のミスに対し、頭ごなしに叱ったりしていませんか?
時に必要ですが、ミスを恐れてお客様ではなく、
社長の顔色をうかがいながら仕事をさせるのでは、
会社は成長していきません。
従業員のミスに怒るのではなく、ミスが起きた原因を突き止め、
それを次に活かせるように指導することが成長に繋がるのです。
そして従業員が成長すれば、会社も成長していきます。
また、今回その本の中から一つピックアップしてご紹介するのは、
『冒険しない人は後退するだけ』
と言う言葉です。
大成功している経営者は、どこかで必ず大きな失敗をしていますが、
そこから必ず何かを吸収して成長してきたから、
大成功しているのです。
※財務コンサルタントとして、日々、経営者の方々の熱い想いや熱意を聞いてる
自分としては、是非、経営者の方に読んでいただきたいと思い、紹介させていただきました。
『従業員が冒険できる環境を作ることも
企業が成長するためには必要なんだと思います!!』
“ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング”
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